今回はインフレ対策にて実物資産の代表格である金地金を例にとってみましたが、内容の方はご理解いただけましたでしょうか。

 金地金だけではインフレが由来の資産目減りは防げられないということです。ただし、条件としましては、インフレ率と金地金の値動きが同じように動くということです。

 ハイパーインフレなどの行き過ぎたインフレの兆候が発生していた場合には、インフレ対策での金地金ニーズは増えてくるため、インフレ率以上に金地金の価値が上昇することも予想できます。

 しかし、それでもインフレでの資産目減り分をカバーするだけの金地金価値上昇は難しいのかもしれません。

 インフレ対策としましては、金地金、不動産や外貨預金、株式、あとは先物取引などになりますが、どれを取りましても、現金・預貯金の目減り分を100%カバーすることは出来ないと思います。

 ここで気を付けなければいけないことはインフレになったとき、リスクを恐れて他の投資・運用をせずに 現金だけで財産を保有していること自体もリスクだということです。

 インフレ対策の候補に挙がっている運用方法(金地金・不動産・外貨預金・株式・先物取引など) は、もちろんリスクはあります。元本保証ではありません。

 インフレ対策として、元本保証でない運用をするリスクと、インフレ時に現金保有で目減りするリスクを比べたときに、どちらの方が、よりリスクが大きいでしょうか。